はじめに
こんにちは。RAWファイルのバックアップを取り忘れて困った人です。
今メインで使っているMacのストレージ容量が少なく、USB接続の外付けHDDを使っています。
いちいち繋げるのも面倒で家にラズパイが転がっていたのでNAS化してみました。
やり方
必要なもの | |
---|---|
Raspberry Pi | x1 |
USB HDD | x1 |
今回はOSにRaspbian GNU/Linux 10 (buster)を使用しました。
公開鍵認証とかしたいならSFTPサーバを構築するのもアリですが、家庭内LANでの利用なのでSambaで構築します。
さて、サクッと必要なパッケージをインストールします。 HDDのフォーマットがexFATなのでexfat-fuseとexfat-utilsも導入。
sudo apt install samba exfat-fuse exfat-utils
起動時に自動でHDDをマウントさせるように設定しましょう。 UUIDを調べます。
sudo blkid
fstabに記述。マウントポイントは/media/NASに設定します。
sudo vim /etc/fstab
以下を追記。(調べたUUID)は適宜置き換え。
UUID=(調べたUUID) /media/NAS exfat defaults 0 0
再起動して、ストレージがマウントされたことを確認できればOKです。
次に、Sambaの設定をしていきましょう。
sudo vim /etc/samba/smb.conf
今回は以下のように設定。
[global]
min protocol = SMB2
vfs objects = catia fruit streams_xattr
fruit:aapl = yes
fruit:metadata = netatalk
fruit:model = Xserve # Finder用アイコン設定
fruit:posix_rename = yes
fruit:veto_appledouble = no
fruit:wipe_intentionally_left_blank_rfork = yes
fruit:delete_empty_adfiles = yes
workgroup = WORKGROUP
server string = NasPi
dos charset = CP932 # Windows用に文字コード設定
log level = 1 # 書き込み回数を減らす
[NAS]
comment = Share
path = /media/NAS
guest ok = no
public = yes
read only = no
browsable = yes
force user = pi
Finder用のアイコンも設定できるっぽくて良いですね。複数台あっても区別つきそう。
fruit:modelの内容は/System/Library/CoreServices/CoreTypes.bundle/Contents/Info.plistに記載されているモデル名を利用できるようです。(参考)
設定を終えたら、smbdを再起動しましょう。
sudo systemctl restart smbd.service
LANに接続すると、FinderのサイドバーにNASが表示されるはずです。
もしくはFinderを開き⌘+Kを押して、smb://{{NASのホスト名}}に接続すると繋がるかと思います。
使ってみて
音楽とか写真とかを入れて再生してみたのですが、少しもたつきは感じますが便利です。
ノートPCに直接繋ぐケーブルを減らせるのはやっぱり良いですね。